 ◆ はじめに ◆
これは非常に私的なコーナーである。 なので、ホントにお暇な人だけどうぞ。 忙しい！という方、お帰りは⇒こちら。 ここは皆様にお見せしようという目的ではなく、ごく個人的なノスタルジィに突き動かされて作ってしまった感のあるページである。 当時学生のボクは21歳。時はまだ昭和である。そしてメキシコと出会い、目まぐるしく、またかけがえのない１年を過ごすことになった。 その懐かしく輝かしい記憶を風化させたくなかったというのが、このページ作成の動機であり、本音だろうか。 当時はまだ写真など本格的に始めていなかったので、出てくる写真はすべて初心者でも使えるコンパクトカメラの作品である。 しかしこの時、当時最新のAF一眼レフカメラをメキシコに持って来ていた「K」さん（今はどこで何をしてるんだろうね。）の撮るハイレベルな写真とそのカメラに衝撃を受け、その後、日本に帰国してからは本格的に写真を始めるきっかけともなった思い出の写真群である。 たとえダサダサ写真でもボク個人的には『原点』と呼べるものだ。 画質や腕のヘボさはご容赦いただきたい。 では、古い写真を掘り起こしてはボチボチ更新していくので、お暇な方のみお付き合いいただきたく・・・。 |
 4月9日
メキシコシティに到着したばかりの写真。 メキシコ政府との交換留学制度とはいえ曲がりなりにも国費留学である。行きの飛行機は初めて乗るビジネスクラス！きっとメキシコに着いたら国賓待遇とはいかなくとも、かなりのおもてなしを受けるはずだ〜と思っていた妄想は、この最初に泊まったホテルで無残にも消え失せた。お化けの出そうなY.W.C.A.宿舎で2人づつの相部屋だった。 まあしかしこんなことでめげてはいられない。これから１年住まう国なのだ。なんでも受け入れよう！と思った。 この留学の同士は学生10人、外務省含む社会人10人の20人メンバーだったと記憶している。学生チームのほとんどは女性だった。ボクともうひとり「K」さんだけが男子。よってこの部屋は「K」さんとの相部屋であった。 最初の晩、興味津々で聞いてみたメキシコのラジオでかかっていた、アイドルグループ「Timbiriche」の歌う「Quincean~era」という曲が今でも耳から離れない。名曲だ〜！ |
 同じく4月9日
これはメキシコ側が用意したホテル、いや、宿舎の近くでのスナップである。場所で言うと、メキシコシティのサン・アンヘル地区になる。土曜バザールなどが開かれる公園に面した建物と、ちょうどその時期咲いていたハカランダの花をバックに、留学組のメンバーを撮ったもの。 とにかく到着しての数日は、ささやかな歓迎ムードの中、メキシコ科学技術庁（CONACYT）の皆さんに連れられ、研修ということでメキシコ市内を巡り、古代文明や遺跡に詳しい人類学博物館などを見学した。 数日のちにはグアダラハラという町に最終的な留学生活を送るために移動することになっていた。 この時点でボクは、「勉強するならメキシコシティがいいんじゃないか。」「どうしてグアダラハラへ行かねばならんのだ。」などと考え始め、後のグアダラハラ→メキシコシティ通いに明け暮れる原動力となった。 |
 4月16日
数日間の研修（か、観光！？もしかして・・・）を終えた我々一行は、メキシコ中央高原西方に位置するメキシコ第二の都市『グアダラハラ』にメヒカーナ航空にて移送された。 そしてすぐさま、くじ引きでそれぞれのホームステイ先が決まり、それぞれの家族に引き会わされ、それぞれの家に散っていった。 左の家がボクの当たったホームステイ先である。ここでもまた「K」さんと同室ということになった。 下のうまそうに水を飲むシュールな斜めショットはその「K」さんがボクを撮ったものである。 これから始まる怒涛の１年間に起こること、経験することなどまだまだ想像だにできなかった頃である。 同日、早速家の近所をぶらぶらと視察した。場所的には、グアダラハラ市の中心街から北へバスで20分程度のイダルゴ区（Sector Hidalgo）であり、ノルマル（Normal）という大きなロータリー交差点の近くの小ぎれいな住宅地である。 以下にその時の写真を載せる。左はハリスコ・スタジアムという大きなサッカー場が遠方に見えるの図。右は最寄りのスーパーGIGANTE（ヒガンテ）である。 |
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