【 ペンタックス純正、旧型のクイックシュー 】
◆ ぼくはほとんど三脚を使用しない。夜景や薄暮のスローシャッターでブレを止める技は持っていないので（笑）仕方なく三脚にのせる・・・程度である。
しかしぼくのペンタックスの645の3台とも、すべて左の写真にあるペンタックス純正（旧型）クイックシューが装着してある。これはなぜかというと、おそらく（笑）、２つの意味が考えられる。
（１）台座がわり。フィールドでそこらへんに無造作に本体を置くには、このカメラは底面積が大きすぎる。底だけでなくグリップ下にも傷がつく。（ちと神経質か？）
（２）感触がいい。このクイックシューのプレートは剥き出しのステンレスで、プラ製のボディを構えるときに底部にメタルプレートを感じるとなんとも落ち着く。（変態か？）
実際、このクイックシューのアダプターもベースも造りがよく非常に安心感がある。

◆ ところが、このクイックシューも他社製のOEM品に置き換わってしまった。まあ、これも定評のある実用的な製品で、あちこちにもOEMしており実際いいものなのだが。
新型も旧型のようにベース共用タイプで、中判用アダプターでも35mmカメラ用でも組み合わせられる。が、旧型の薄くてコンパクトなのがゴッつくなったのは個人的に悲しい。
ただ、旧型ではプレートが片側しかベースのツメに引っかかっておらずに思わぬ本体落下事故に見舞われた方も多く、三脚多用ユーザーの方々には歓迎された新旧交代であったようである。